Branchat面白い。チャットツールを既存のレイアウトを踏襲せずに全く新しく作ってしまうこのモチベーションが大好きです。どうやら大学生が演習講義中に作ったものらしいですね。すごい。
Branchatはマインドマップのような画面上でチャットができるツールで、その画面レイアウトとサービス名どおり、いくらでも話を分岐、発散させて会話ができるのが特徴です。マインドマップを共同で作成できるサービスはこれまでもそれなりにありましたが、完全にチャットと一体化したサービスは初めてなんじゃないでしょうか(あったら教えてください)。
話せる
Branchatはチャットサービスです。友達や職場の仲間などと、離れた場所でも話すことができます。
広がる
会話の流れが枝分かれし、画面いっぱいに広がっていきます。
追いかけやすい
未読の会話や過去の会話などを、簡単に読み返すことができます
ブレストなんかは特にそうですが、会話は基本分岐するものです。チャットツールは基本シリアルで、議論も同時に一つしかできないため、長時間の議論、特にブレストとかには向きません。先日の 投稿でも紹介しましたが、下記の理由がいくつかあてはまってしまうんですよね。
社会心理学的にはブレーンストーミングが効果的じゃないってのは有名な話しらしい…:平凡でもフルーツでもなく、、、:ITmedia オルタナティブ・ブログ
ブレストが効果的ではない理由については、生産妨害言われる、集団メンバーがお互いんじょアイデア生産を妨害しているというもので、集団では1度に一人しか話せないため
- 自分が思いついたときに話せない
- 他人が言い終わるのを待たねばならない
- 他人が言い終わるのを待っているうちに忘れてしまう
- 自分の意見を忘れないようにしている間、それ以外のアイデアを考えられない
その点Branchatは分岐や派生を前提とした仕組みなので、会話の最中に思い付いたことがあれば、いくらでも分岐させて書いていくことができます。試しにサインアップもしてみましたが、下記のようなQAサービスっぽい使い方もとても面白いですね。
IT系で面白い技術とかこれから注目の技術とかあったら教えてください。今どういうことを勉強すると面白いですかね?
http://branchat.net/map/show?themeId=51
一つの質問に対する複数の回答を一目で把握することができて、それぞれの回答に対して会話を不可彫りしていくことができる。なかなか素敵です。この一目で把握するってことをできているコミュニケーションツールはほぼないのですよね。*1
個人的で勝手な願望としては、時間的に融通が利きそうな学生のうちに完成度高めきってほしいと思いますね。最低でも、好きな人には忘れられない記憶に残るサービスになるんじゃないかと思います(本当に勝手だ。。。すみません)。
*1:ちなみに、うちが提供しているco-meetingでもマインドマップビューでみたいという要望はよくいただくのですが、マインドマップのように個人用ツールとして既に発達していて、こだわりを持って使われていることが多いので、なかなかこれといったものを提供するのは大変だったりします。それもあって、Branchat面白いなぁ、と思うわけですが。