Uberflipは 久々にChrome Webストアをのぞいたらクローズアップされていたツールで、自社や自分のソーシャルメディア(Twitter, Facebook, youTube, Viemo, SlideShare, etc..)やブログへの発信を一つにまとめ、取捨選択したうえで発信できる自社コンテンツのキュレーションサイトを作成できるサービスですね。最近公開されたHORIEMON.COM や企業のオウンドメディアをまとめたsomewrite (サムライト)のようなサイトの自社版を作れて運用できるサービスですね。ちょっと旬な香りがします。
自社でキュレーションサイトが持てるのは確かに便利
今年はコンテンツマーケやインバウンドマーケが注目されていて、企業ブログも多数立ち上がると思います。うち(co-meeting社)も自社ブログのブラッシュアップを進めようとしていますが、それと並行して、自分たちの仕事をすべてを活かそうと、個人でもブログをちゃんと書こうとしています*1。
個人のブログはうちの代表の木村のブログもそうですが、テーマや内容もある程度個人の自由にかけること、継続することを目標としてとりあえず書いています。そうしたことを続けていくと、記事を書く際に会社のブログに書くか、自分のブログに書くか悩むことも出てきますが、その時間はもったいない。
であれば、個人が各ブログはすべて個人にしてしまい、このUberflipのような自社キュレーションサイト上で会社側に関係あるコンテンツだけ抜き出して表示できれば、様々なコンテンツはべつにバラバラでもよいのではないかと。
スタートアップやベンチャーは特にそうですが、個人の存在感が徐々に強くなってきていますし、個人は企業に所属する以前からブログを書いていることも多いでしょう。そうすると、企業に所属したからと言って、自分のブログに書かずに企業ブログに書けと言っても、仕事のなので書きますが、個の力を生かせているかと言うと、ちょっと怪しい。
なので、このUberflipのようなキュレーションメディアを作れるツールは意味があるような気がするのです。
デフォルトデザインは日本語だとちょっとかっこ悪いが、とても簡単に作れる
実際にco-meeting社のコンテンツを使って作って見ました。下記URLから実際の画面を参照することもできます*2。http://co-meeting.uberflip.com/h/
作るのはとても簡単で、コンテンツやロゴ等の素材さえそろっていれば、5分~10分くらいで作れてしまうと思います。
各ブログやソーシャルメディアのコンテンツを参照して、表示/非表示(発信するかしないか)を選択することもできます。これは何気に便利ですね。ブログに関しては、RobotやCanonicalメタタグの設定もできるため、元ブログにSEO的な悪影響を与えずに運用することもできるようです。
当然スマートデバイスでの表示にも対応していて、スマホ等でも快適に参照できます。うまく使えば、スマートデバイスに対応していないサイトのコンテンツをスマホ向けに配信するのにも使えるかもしれません。
まあ、実際のサイトを見ればわかると思いますが、英語圏のサービスなので、日本語中心のページが入るとちょっとカッコ悪いのと、サムネイル画像もこのUberflipを意識して用意しておかないと微妙に汚いので、ちゃんと運用するにはもうひと努力必要だと思いますが、ゼロからこうしたサイトを作るよりはずっと楽ですね。このUberflipのサイトもUberflipを使って運用されていそうで、それはカッコいいので、お金をかけたりカスタマイズすればカッコ良くできるのでしょう*3。
既存の自社Webサイトや各ブログに配置できるブログパーツもある
なかなか面白と思うのが、単純にキュレーションサイトを運用するだけでなく、その情報をそれぞれの個別サイトに埋め込むことで、すべてのコンテンツの相互集客ができるようになっていることです。いまのところ、下記の2種類が埋め込めます。
パーツ①:グリッド(写真をたくさん持ってると使えそう)
パーツ②:リコメンド(ブログ記事等の下部に向いてそう)
その他、CTA(Click to Acition)用のパーツを埋め込めたりと、自由度はそこまで高くはないものの、今後がなかなか楽しみなサービスです。
なぜUberflipという名前なのか:Pivotしたのかなぁ。
こうした機能をもったサービスでなぜUberflipという名前なのか不思議だったのですが、どうもこのサービスには下記のようなFlipbookを作る機能がついていて、もともとはこうした電子ブックをを作るためのサービスだったんじゃないかと思っています。
注意*4
現状のサイトを見ている限り、Hubの記載ばかりでFlipbookにはほとんど触れられていなかったので、今後の機能拡張はHub(キュレーション)サイトのためのものが中心になるかもしれません。
価格は最も安いプランで月額49$からです。カスタムドメインが使えるのはPlus(199$)のプランからなので、企業で本気で使うならPlusからでしょうか。。。どうだろうなぁ。
いずれにしても面白いツールだとは思います。今後の進化も楽しみです。
個人的には、これに近い運用ができるもう少し安価なツールがほしいところです。