2年前にこんなブログを書きました。
目黒区の保育園入園状況:「保育所入所不承諾通知書」が届きました | Yanotaka's Blog
当事者になって分かったことですが、保育園を取り巻く環境は楽観できません。個人的には、待機児童の状況が目黒区より厳しい区で、身近な人間が比較的容易に認可保育園に入れていた状況もあり、楽観視していたところもあります。いやはや、甘かったです。これからの人は決して楽観視せずに行動した方がよいかと思います。
そして、全く状況が好転していない私たちがどうするかというと、認可外保育園に入所するために保育園をストーキングするかの如く通い詰めたりしたいと思います。現状では大したことはできないのですが、やれることはやっておこうと思います。
このまま保育園の件は放置していたのですが、最近この記事を読んでくれている方がそれなりにいるため、その後を書いておきます。
条件度外視でひたすら探し続け、仮予約を続けながらよりよい保育園を探した
この後、自宅の近くや嫁の職場の近くの保育園など、東京都認証保育園、認可外保育園など、送り迎えが現実的な保育園を調べまわり、新宿3丁目近くの認可外保育園や近所の小さな認可外保育園などなど、送迎や通勤を考慮して自分たちの生活を成立させることが可能な保育園であれば、知りえる限りすべて連絡しようとしていました。
東京都認証保育園を含む認可外の保育園は、基本的に自分で保育園に連絡をして、空き状況を確認したり、交渉したりする必要があります。また、嫁の職場復帰はその年(2012年)の4月を目標にしていましたから、4月に入園できることを条件にとにかく連絡/見学し、入所可能な保育園が見つかったら仮申込を行い、より良い条件の保育園を継続して探す、ということを繰り返しました。
探す → 見学 → 仮申込 → より良い保育園を探す
最終的には、4月入所可能で最寄り駅近く、広さや園児数などの保育環境も許せる認可外保育園が何とか見つかり、4月に入る直前には最寄り駅近くの東京都認証保育園に入れることになり、そこに決めることになります。連絡が来たのが4月直前だったため、4月前に慣らし保育をする余裕がなく、嫁の職場復帰は結局5月からになってしまいましたが、保育内容も非常に良好で、昨年(2013年)の4月に認可保育園に移った現在でも、最初の1年間をその東京都認証保育園に預けられて良かったと思っています。
おそらく、3月中旬に不承諾通知書を受け取った後から調査を開始して、4月中に東京都認証保育園に入所でき、5月に嫁が職場復帰できたのは上出来で、本当に幸運だったと思います。私も動いてはいましたが、大半は嫁の執念ですね。いくつか空きのある保育園を見つけた段階で私は満足していましたから。
今思えばギリギリまで粘って条件の良い保育園に入れたことはその後の生活に大きく影響していると思います。入れてよかったです。
メモ:保育園の空き状況のチェックのために使っていたツール:はてなアンテナ
認可保育園の募集と異なり、非認可の保育園の空き状況の確認は個別対応/交渉です。「定期的に電話してください」とか「ホームページのトップページに空きが出たら掲載しますので、チェックしてください」とか言われます。すげー面倒です。
ただ、電話必須の保育園はどうしようもないのですが、HPの更新情報についてはWebサービスを利用することで自動化できます。具体的には、空き情報が表示されているホームページが更新されたらその旨をメールで送ってくれるようにすることができます。それがアンテナツール(はてなアンテナ)ですね。
私はこんな感じで使っていました。これだけでも多少は楽になります。使い方については、下記から参照してください。
条件が悪くても、復帰しても収入が変わらなくても、保育園には入れるつもりだった
ただ、私たちの場合は、たとえ条件が悪い保育園しか空いてなくても、何が何でも保育園に入れるつもりでいました。その理由は上にも書いた通りで、0歳児のタイミングで保育園に預けていない場合、翌年も認可保育園に入れない可能性が大きいからです。次年度も認可保育園に入れない場合、2歳児以降の入所は難しくなるだけでなく、認可外保育園は5歳児までの保育に対応していない保育園の多数あるため、保育園にずっと入れられない可能性もある。悪い条件が重なった場合は嫁の職が失われるかもしれない可能性まで考えていました。実際それで復職を諦めてしまうケースも多いのだろうなと、この頃初めて実感した記憶があります。
結果として翌年、区の認可保育園に入所はできた
結果論ですが、翌年私たちは認可保育園に入所できました。区の中で行われている細かい選考内容を知ることはできないため、入所選考基準指数42点にしたから入所できたのか、40点のままでも入所が可能だったのかはわかりませんが、0歳児のときに楽観的に考えていて入れなかったこともあるので、最後まで心配でしたね。0歳児のときに入所していた保育園は2歳児保育までだったため、認可保育園に入れなかった場合に備えて、5歳児まで見てくれる他の保育園の下見や説明会に行ったりもしていましたが、結果として入れてよかったです。
この記事を読む方は、今まさに苦労されている方々だと思いますので、こんな「入所できました」って記事は意味がないかもしれないですが、ちょっとでもお役に立てればと思います。