ガジェット速報がなにやら面白い。
多分、過去に何度も単体の記事自体は読んでいたのだと思いますが、意識的にサイトに訪問してみたことはありませんでした。今回もたまたまサイプロの記事を読んでとても興味をもち、新年のあいさつの記事を読んだら、興味がより増してしまいました。
昔も未来も、国や世界を変えるためには人と人との議論が必要不可欠であることは言うまでもありません。議論が社会を、国を、世界を良くすると管理人は考えています。
そこで日本に大きな転換をもたらした幕末における「志士」に注目し、”機運の高まり” を引き起こした要因の一つに「私塾」の存在を見出します。
特に、松下村塾などで行われた自由闊達な議論は、実際に人々を行動に導いただけでなく、塾生は国全体の機運を高める伝道師となりました。
現代における私塾が、ある意味インターネット上のディスカッションスペースであると考え、その次世代のディスカッションスペースを構築することを決意。メディア事業と分離して、1つの事業としてスピンオフする決定を行いました。
特に、このディスカッションに基軸を置いたスピンオフ事業にはとても共感と期待をしてしまいます。実際、ガジェット速報の各記事のコメント欄を見てみると、コメントえがとても機能していて面白く、その運用を踏まえた上で生まれるコメントシステムってどんなのものなのか、とても楽しみですね。
自分たちが提供しているco-meetingも完全にディスカッションシステムなのですが、co-meetingの場合、主な用途は閉じた企業内やチームで、実業務での利用を重視しています。業務利用の場合、議論を活性化させるための材料があまりいらないのですよね。業務を進めるために話すことはいくらでもあるため、それほど意識しなくても使えてしまいます。会話をしないで仕事をすることはできないですから。
これが、インターネット上だったり、社内においても非公式なグループになったりすると、議論に強制力が働かなくなり、議論を活性化させるための何らかの媒介が必要になります。で、現状世の中のサービスは、仕組みやUIによって、自然といろんな人や出来事が媒介になるような工夫をしているのだと思いますね。
ただ、ガジェット速報、というかTeam Quelonがやろうとしていることを記事上の画像とかを見ていると、この「媒介」にあたる部分を機械的な処理でなんか起こそうとしているのかな。と想像して楽しんでいます。
面白い。